納骨堂とのお付き合い

move coffin to cemetery

現在でも地方に行くと一般的だというところは多いですし、東京でももちろんありますが、かつてお寺との「檀家づきあい」というものが欠かせない時代がありました。
かつてはどの家もどこかのお寺の「檀家」であり、そのお寺でお葬式をしたり、お墓を世話してもらったり、お盆などには供養をしてもらったり…ということが行われていたのです。檀家づきあいとは、お寺からお盆のときや毎年の忌日にお経をあげてもらったりし、こちらからは適宜お布施や寄付をするというものでした。
宗教観が劇的に変化する前の、昔の習慣です。今では、特に東京などでは特にどこのお寺の檀家になることもなくお布施や寄付をすることもない新しいあり方が増えています。その一翼を担うのが納骨堂です。東京にある納骨堂の多くは、言わばどこかのお寺と提携していますが、納骨堂を利用することはそのお寺の檀家になることではありません。時期が来るごとにお布施をしたりするのは金銭的な負担だ、と考える人にとって、納骨堂はそのような付き合いが不要な存在と言えるのです。
ちなみに、檀家になるお寺を決めるとき、同じ仏教でもさまざまな収支がある中で、自分の家と同じ宗旨のお寺を選ぶということが必要でしたが、現代の東京で利用できる納骨堂の場合はそれも不要です。宗旨や、あるいは宗教に限らず、納骨堂は誰でも受け入れ、供養してくれる施設なのです。もちろん無宗教の人でも入ることができます。たとえ無宗教であったとしても、やはり自分の眠る場所は綺麗にしてもらいたいところでしょう。納骨堂ならば、それが可能です。